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東大先端科学技術研究センター准教授(バリアフリー論)の福島智さん(45)がこのほど、教授に昇進した。福島さんは目と耳が不自由な全盲ろう。福島さんによると、全盲ろうの大学教授就任は国内初で、世界でもまれだという。「バリアフリーの研究拠点を東大に作ることと、全国に約2万2000人いる盲ろう者が訓練やケアを受けられる『日本版ヘレン・ケラー・センター』の設立が次の目標」と、新しいポストに就いた抱負を語った。

福島さんは9歳で失明、18歳で聴力も失った。手の甲を上にした盲ろう者の指を、点字タイプのキーに見立ててタッチし言葉を伝える「指点字」を母親が考案した。このコミュニケーション方法で受験を克服し、東京都立大(現首都大学東京)に入学。大学院にも進み、金沢大助教授を経て平成13年、東大の助教授(当時)に就いた。

福島さんの就任を機に、障害がある学生や教職員をサポートする「バリアフリー支援室」が東大に正式発足。指点字の通訳スタッフも確保された。「東大に新しい風を吹き込むきっかけになれたかな」と振り返る。

専門のバリアフリー論は、思想や法制度などを含め、人と社会を取り巻くさまざまな障壁が研究対象。講義では、指点字の通訳を介して学生たちの声を“聞く”。「多くの学生に障害者を扱った講義をしたい。受講した東大の学生が霞が関や永田町、企業で中堅になる20年後、社会は変わるはずだ」

妻は、指点字で織りなす結婚生活をつづった書籍も出版した光成沢美さん(39)。

引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081115-00000112-san-soci

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