毎年新たに認定される約1万5000人の視覚障害のうち、半数以上は糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性症などが原因。こうした中途障害の人は、補助具などで残った視機能を活用できる場合が少なくなく、そのケアを行う施設が全国的に広まっている。ただ、こうした施設があることを知らない障害者も多く、どう周知するかが課題となっている。(平沢裕子)
目は外界からの情報収集の最前線で、9割以上の情報が目を通して集められるといわれる。病気で視力や視野が低下すると「もう自分は何もできない」と、落ち込んでしまう人は少なくない。しかし、理化学研究所の網膜再生医療研究チームリーダー、高橋政代さんは「今はパソコンや携帯電話の音声機能なども充実しており、失明してもいろいろなことができる。視力を失ったり、よく見えなくなったりするのは辛いとは思うが、できないことを嘆くのでなく、何ができるかをみつけてほしい」という。
視覚障害の原因疾患で多いのが緑内障や糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性症などで、いずれも加齢とともに増える。これらの病気でかつては失明に至った症例でも、最近は早期診断や治療の進歩などで失明に至る人は減っている。一方で増えているのが、見えにくいことで日常生活に困難をきたす「ロービジョン(低視覚)」の人たちだ。
世界保健機関(WHO)は、矯正視力が両目で0・05以上0・3未満をロービジョンと定義。日本では視覚障害者手帳をもつ約31万人のうち、7割が視覚活用が可能なロービジョン者とされる。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080824-00000902-san-soci
