女優の南果歩(47)が舞台「モリー・スウィーニー」(作=ブライアン・フリール、翻訳・演出=谷賢一)に出演する。幼い頃から目の見えないモリーを演じる南はこのほど、視覚障害者のサポートのもと、真っ暗闇の世界を体験できる東京・神宮前の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を訪問。役作りのヒントを得た。
完全に光を遮断した空間をアテンド・スタッフの正木千春さんと一緒に“探検”した南は「モリーに近い体験ができて、役へのエッセンスになりました」。暗闇の中でワインを飲み、お菓子をほお張った。「とってもおいしかった。味覚が広がった気がしました」。感覚が研ぎ澄まされていた。アイマスクをつけて稽古すると、いつも以上に集中できるという南は「見えるものに惑わされている。見えていることで振り回されている、と気づかされた。もっとシンプルに自分の感覚を選び取っていいんだと思った」と声を弾ませた。
舞台はアイルランドを代表する現代劇作家ブライアン・フリールの作品。40年間、目の不自由だったモリーが手術に成功し、光を取り戻す。果たして何が見えるのか―。俳優の相島一之(49)、小林顕作(40)との3人で芝居に臨む南を膨大な量のセリフが待ち受ける。
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