大阪府泉南市の医療法人「野上病院」(野上耕太郎理事長)が、大阪国税局の税務調査を受け、2007年3月期までの7年間で、約3億円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。
医薬品の仕入れ費用を水増しさせて経費を過大計上する手口。隠した所得の一部は、他の病院から医師や看護師を引き抜く費用などに充てていたといい、同国税局は重加算税を含め約1億円を追徴課税したとみられる。
関係者によると、野上病院は取引先の医薬品卸会社と示し合わせ、薬品の数量、金額の水増し請求を依頼し、全額をいったん同社の口座に振り込んだ後で、同社に水増し分を現金で返金させていたという。捻出(ねんしゅつ)した裏金で看護師や医師を引き抜いていたほか、野上理事長が個人的に蓄財していたという。
民間信用調査会社などによると、同病院(内科、外科など5診療科、160床)は1957年に創業。08年3月期には28億円の売り上げを計上している。
大阪国税局によると、今年6月までの1年間に近畿2府4県の個人事業者らを対象にした税務調査では、1件あたりの申告漏れの平均額は業種別で病院が5687万円と最も多く、法人でも1件あたりの所得隠しの額は医療関係が1149万円で8番目に多かった。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000048-yom-soci
