埼玉県警が配備
「飲酒状態体験メガネ」は、かけると遠近感もなくなり視界がぼやける
飲酒運転の怖さを実感してもらおうと、埼玉県警は、深酔い状態を疑似体験できる特殊なメガネを埼玉県内全39警察署と運転免許センター(鴻巣市)に配備した。
飲酒事故の被害者遺族から要望を受け、実現したもので、全署に同種のメガネを導入するのは全国でも珍しい。県警はこのほか、実際に酒を飲んで教習所内を運転する体験型の講習会を開くなど、あの手この手で飲酒運転防止に取り組んでいる。
配備されたのは、米国製の「飲酒状態体験メガネ」。プラスチック製の凹凸レンズが光を屈折する仕組みで、かけると遠近感や平衡感覚が損なわれる。個人差はあるが、ビール大瓶5本(血中アルコール濃度約0・2%=基準値の約7倍)を飲んだ時の視覚状態になるという。かけてみると、2メートル先へ真っすぐ歩くこともできない。
約1年前に熊谷市の飲酒運転事故で両親を失った小沢克則さん(32)夫婦が、「飲酒運転の恐怖を多くの人に身をもって体験して欲しい」と県警や県公安委員会に配備を訴えてきた。
一つ約3万円と高価なこともあり、県内ではこれまで一部の自動車教習所などでしか使われていなかったが、要望を受けた県警は「何としても飲酒運転を根絶させたい」と50本を購入し、全署での導入に踏み切った。免許更新時の講習や交通安全イベントなどで幅広く活用していくという。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090130-00000008-yom-soci
