ロート製薬が目薬の販売を始めてから、4月で100周年を迎える。従来別々だった薬瓶と点眼器を一体化した容器の発明や、眼病治療に使われていた目薬でいち早く疲れ目の改善を打ち出すなど常に市場をリード。データが残る昭和48年以降、大衆目薬でトップシェアを維持し続けている。
大阪市内で2日、記者会見した山田邦雄社長は「目と向かい合ってきた100年の実績を武器に、今後は海外への進出を加速させたい」と意気込みを述べた。
同社は明治32年、胃腸薬の製造販売で創業。その後、眼病「トラコーマ」の流行などで目薬の需要が高まったことから、眼科医の権威だった井上豊太郎博士の協力を得て目薬の開発に着手。42年4月に、井上博士が師事した独ミュンヘン大のロート・ムンド博士にちなんで、「ロート目薬」と名付けて販売を開始した。
昭和6年には、上部のゴムを押すと、下の穴から目薬が出る薬瓶と点眼器が一体となった新しい容器を発明。劇的に差しやすさが改善し、トップブランドへと飛躍した。
33年には、目の疲れに効果があるビタミンAを配合した「新ロート目薬」を発売。現在の大衆目薬の主流である疲れ目改善の先駆者的存在となった。
その後も、花粉症対策目薬、コンタクトレンズ対応目薬、目の充血を解消する若者向け目薬などを相次いで発売し、国内の大衆目薬市場を引っ張り続けている。
平成3年に中国、8年にインドネシア、9年にベトナムにそれぞれ現地生産拠点を設置するなど、近年は海外進出を加速。アジア各国を中心に「目薬といえばロート」との評価を確立した。100周年を迎え、今後は欧米や、ロシア、ブラジルなど新興国への進出を加速させる方針だ。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090302-00000594-san-bus_all
