かむことの少ない現代の食生活を背景に、歯並びやかみ合わせに何らかの問題のある不正咬合(こうごう)の子供が増えている。一方、審美面から歯科矯正を受診する人も、女性を中心に高年齢層にも広がっている。毎年4月18日は語呂合わせで「よい歯の日」。身近になった矯正歯科治療の現状を探った。(服部素子)
矯正歯科治療は、あごの成長をコントロールし、歯を少しずつ動かして理想的なかみ合わせと歯並びを作る治療。歯の1本ずつに装着し、ワイヤを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」と、動かした歯をその位置でキープする「リテーナー」という2種類の装置が主に使われる。
矯正治療期間は、始める時期や不正咬合の状態などにより、1?10年程度と個人差がある。また、大人はあごの成長が止まっているため、歯をきれいに並べるには、健康な歯を抜いて治療する場合もある。
「昔は、歯の矯正は子供がするものと思われていましたが、歯周組織が健康である限り歯は動くので、大人もできる。最近は、60歳以上の女性も審美目的で矯正治療を希望されます」と、大阪歯科大学付属病院矯正歯科の松本尚之教授。
矯正歯科専門の開業医でつくる日本臨床矯正歯科医会(平木建史会長、480人)が昨年、会員に初めて実施した調査もこうした傾向を裏付ける。それによると、患者の初診時年齢は男女とも7?12歳が最多で、男子の5割、女子の4割がその年代だったが、女性では19?39歳も約3割を占めた。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090416-00000089-san-soci
