日本を目指して航海中のメキシコ海軍の訓練帆船「クアウテモック号」(1800トン、乗組員272人)が、大阪に寄港すべきかどうか再検討している。新型インフルエンザの感染が拡大しているためだ。大阪市は18日、寄港イベントを中止するようメキシコ側に申し入れた。
1609年9月、スペイン領フィリピン臨時総督の任を終えたドン・ロドリゴ一行が、メキシコへの帰国途中に嵐に遭い、現在の千葉県御宿町沖で座礁。漁民らが乗組員317人を救助した。これが日本メキシコ友好の原点とされる。
それから400周年に当たる今年、メキシコは海軍帆船の日本訪問を計画。2月15日に出港し、今月25日に大阪に寄港後、横浜、東京を経て、6月12日に御宿を訪れるスケジュールを立てた。
ところが、日本国内での感染拡大を受け、大阪市は18日、大阪港天保山岸壁で26?28日にメキシコ側主催で開かれる帆船の一般公開を見合わせるよう在日メキシコ大使館に申し入れた。大勢の見学者が乗船することで乗組員に感染が広がりかねないためだ。市港湾局担当者は「乗組員が大阪で新型インフルエンザに感染されては申し訳ないので」と残念そう。
メキシコ大使館によると、乗組員は全員健康。ルイスカバニャス大使は御宿町である歓迎セレモニーに出席する予定だが、大阪寄港については、日本側の対応をみて最終判断するという。【吉村建二】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000022-mai-soci
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