国内で確認された新型インフルエンザを解析していた「製品評価技術基盤機構」(NITE)は20日、メキシコや米国で確認されたインフルエンザに比べ大きな変異は認められず、タミフルやリレンザといった従来の治療法が有効であることが確認されたことを明らかにした。
NITEが国立感染症研究所と協力し解析したのは、5月8日に成田空港への帰国者から採集されたインフルエンザウイルス。米国で4月に採集された「A/カリフォルニア/07/2009」と比較した。
この結果、解析した1万3523の塩基のなかで、異なる塩基配列が確認されたのは16にとどまり、「ほとんど変異していない」ことが判明した。
また、4月中旬にメキシコの感染者から採集されたウイルスともほぼ一致していることも確認した。
従って、「これまでインフルエンザの治療に有効とされている、タミフルやリレンザが現時点では、有効であることが証明された」としている。
NITEでは今後、変異してこれまでの治療法がきかなくなる場合に備え、国内でのほかの感染者のウイルスの解析を続けるとともに、解析方法を公開して、国内外の他の機関でも解析できるようにする。
NITEの奥田慶一郎バイオテクノロジー本部長は「今後、南半球での感染の広がりが予想される。それらのウイルスが秋以降、ふたたび日本で感染にかかわる可能性があることから、今後も追跡し、治療法に貢献できるよう情報公開したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000582-san-soci
