新型インフルエンザの感染が各地で報告される中、マスクを買い求める客が殺到し、品切れとなる店が全国で続出している。まだ感染が確認されていない北海道や沖縄でも完売状態だが、首都圏や関西方面の知人にマスクを送る目的の人が大半だという。ネットオークションなどでは相変わらず高値で取引されており、もはやマスクは日本で最も手に入りにくいものになってしまった。
国内初の感染が確認された16日以来、神戸や大阪のみならず、首都圏のドラッグストアや薬局でもマスクが店頭から消えた状態が続く。インターネットのオークションでは現在も100枚程度のマスクに1万円を超える値段が付く例も。ようやく感染拡大のペースは鈍ってきているが、マスク不足は加速度を増して広がっている。
品薄なのは首都圏や関西だけではない。北海道・東北を中心に展開するドラッグストア大手「ツルハホールディングス」(本社・札幌)は「店頭にマスクを置けば、すぐに消えていく状態。(最北の)稚内、旭川などの支店でもマスクの在庫はごくわずか」と話す。
マスクや消毒液などインフルエンザ関連の売り上げは前年比約5倍に。しかし観光客を除けば街中でのマスク姿は少数派だ。「観光客の人が購入するほか、地元の人は、品薄が続く本州の知人や友人にマスクを送られる目的の方が多いようです」(ツルハHD)
一方、南国沖縄。薬局チェーン「ドラッグイレブン新都心おもろまち店」(那覇市)では、22日にマスク千数百枚相当の100セットを入荷すると、午前10時の開店前から十数人が列を作り、午前中に完売した。
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